空と山が一直線になる風光明媚な長岡市三島・新保の地で、
『TSUBAME FARM』が育てた五百万石。
醸造の過程を通して感じたのは、TSUBAME FARMの五百万石はとても元
気で活発、どこか自由奔放な印象を持ったお米だということです。吸水も調子
よく進み、しっかり吸っていると思ったら、急にさらに吸ってみたりと、こち
らの想定を少し超えてくる場面もありました。正直なところ、扱う上で少し苦
労する部分もありましたが、麹造りに入ると温度をどんどん引き上げてくれ、
結果としてとても力のある、しっかりとした麹ができたと感じています。
発酵の様子を振り返ると、終始、育て手である燕さんの姿が頭に浮かぶよう
な醪だったように思います。
一見すると明るく、勢いのある発酵ですが、その奥にはしっかりと考えられた芯があり、陽のようでいて、どこか陰も感じさせる。
そのバランスこそが燕さんの魅力であり、お酒にもきちんとその「節」が
表れています。香りはしっかりと立ち、口に含むとまず明るい香りとともに甘
みが広がります。第一印象はとても開けていて、どこか陽の気配を感じさせる
のですが、飲み進めるにつれて、渋味と旨みが静かに余韻として残り、気づけ
ば少しずつ内側へと引き込まれていく。
そんな、陽から陰へと自然に移ろう表情を持った一本になったと感じています。
【責任醸造者 阿部氏より】
<ペアリング>
ヒラメの昆布締め、軽く塩を当てた帆立のカルパッチョなど。
昆布や塩によって引き出された穏やかな旨みが、酒質の中盤に現れる旨みの
層と重なり、全体に一体感を生みます。過度な油脂分やフレーバーを加えな
いことで、酒の直線的な構造とミネラル感が明確になります。素材の輪郭を
そのまま味わう、引き算の料理と好相性です。
【ミシュラン三つ星フレンチレストラン ソムリエ太田賢一氏より】
<おすすめ温度>
8〜10°C
<グラス>
細身の白ワイン用グラス
商品情報
| 原料米 | 長岡市 五百万石 |
|---|---|
| 原材料 | |
| 精米歩合 | |
| 日本酒度 | |
| アルコール度 | 13度 |